みなさん、こんにちは!ロードバイクをこよなく愛する”輪界の小人・タミヤ輪蔵”です。
さて、今回俎上に載せましたホイールは、マビックの「コスミックカーボン40チューブラー」でございます。
現在、メーカー各社から発売され進化が著しいカーボンクリンチャーですが、やはりカーボン・ホイールの原点は「チューブラー」です。
カーボンと言う素材のメリットである「軽さ」を生かすには、チューブラーが最適だったのですね。
ここではいつもの通り「独断と偏見」を交えながら、コスミックカーボン40チューブラーのインプレと評価を書いていきます。
【コスミックカーボン40チューブラー】「走行性」のチューブラー 「扱い易さ」のクリンチャー
改めて言うまでもありませんが、チューブラーとクリンチャーの一番の違いは、その構造にあります。
そして、それがそのまま「走り」や「取り扱い」の違いに繋がっている訳ですね。
現在のロードバイクのホイールはクリンチャーが主流になっています。
それはひとえに、パンク修理やコストパフォーマンスを含めた「扱い易さ」によるものでしょう。
一方で、チューブラー最大の長所は、絶対的な「走行性能の高さ」にあります。
ロードレースやトラックレースにおいて使われているのもそのためですからね。
コスミックカーボン40チューブラーは、そのような特徴を余すところ無く発揮してくれるホイールであると思います。
ちなみに、40チューブラーは、同じくディープリムで踏み出しが重い40クリンチャーと構造以外のプロフィールがよく似ています。
ところが、その40チューブラーの「踏み出し」は軽く感じる、とのインプレを2件ほど見かけました。
そして、そのお二方共に40チューブラーの「出足の軽さ」と「ダイレクトに力が伝わる感じ」を高く評価されていたのでした。
しかし、残念ながら私の脚では、これらの違いは正直分かりません。
どちらも漕ぎ出しは「やや重」ですね。(笑)
やはり、脚力のある人にしか分からない違いはあるんだな、と実感した次第です。
【コスミックカーボン40チューブラー】質実剛健なホイール
また、コスミックカーボン40チューブラーは、高い走行性能を持ちながら、耐久性にも優れています。
とりわけ優れていると感じたのが「衝撃吸収性」と「グリップの良さ」ですね。
「しなやか」かつ「安定したグリップ」はロードバイクのホイールとして、完成度の高さを感じます。
また、ブレーキ性能もアルミリムに比べて劣ってはいないようです。
もう一つ、見過ごすことのできない点が、マビック独自のシステムであるWTS(ホイール・タイヤシステム)ですね。
フロントにはサイドグリップ力の高いイクシオンのグリップリンク、リアには転がり抵抗を低く抑えるパワーリンクがセットされます。
つまり、買ってスグ乗れます。(笑)
ある意味、これは大きなメリットですね。
最後に、マビックのタイヤについては賛否両論がありますが、今回はホイールのレビューなので、詳しくは別の機会があれば書いてみたいと思います。
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