みなさん、こんにちは!輪界の小人 タミヤ 輪蔵です。
SLクリンチャーの、インプレにおけるキーワードは「扱いやすさ」でしょう。
40クリンチャーの性格がそうであったように、SLクリンチャーもまた、バランスのとれたオールマイティなホイールです。
と言う事は、ヒルクライムについても同じような性格を持っている、と言えそうですね。
今回は、コスミックプロカーボンSLクリンチャーの重量とヒルクライムのインプレをお届けします。
【コスミックプロカーボンSLクリンチャー】 コスミックプロカーボンSLクリンチャーのプロフィール
コスミックプロカーボンSLクリンチャーの前後重量は、1,450g。
この数字をご覧の通り、最軽量カーボンホイールとは言えないようですね。
そのためか、自分自身の脚力不足は棚に上げて、漕ぎ出しにはやはり重さを感じるものになっています。
この点について、確かにヒルクライムには、少なくともプラス要素ではないでしょう。
しかし、そんな一見後ろ向きなイメージも、心配はありません。
何故かと言えば、よほどの急坂でもなければ、ちゃんとヒルクライムもこなしますから。
SLクリンチャーは、アルチメイトほど剛性が強くないために、乗り心地がマイルドで乗りやすい、と評価される事が多いと思います。
「剛性」と「しなり」のバランスが良く、それが扱いやすさに繋がっているようですね。
SLクリンチャーで注目すべき点は、こうした総合力の高さにあると言えるでしょう。
つまり、とびぬけて優れた点が見当たらない代わりに、大きな欠点も無い、のです。
これを、「美点」と見るか、「優柔不断」と見るかで、評価が割れるかもしれませんね。
私はもちろん、「美点」と見ています。
【コスミックプロカーボンSLクリンチャー】 ヒルクライムのインプレ
さて、肝心のヒルクライムについてです。
単刀直入に言って、急勾配のヒルクライムには向いていません。
ですが、それもごく当たり前の事で、最初から「SLクリンチャーは生粋のヒルクライマー」だなんて誰も言っていないはずですからね。
そんなのは、同じく登場した「キシリウムプロカーボンSL」にお任せしておけばイイのです。
つまりは「何」が求められているのか?それが大事なんですね。
SLクリンチャーに求められているのは、「総合力の高さ」であり「バランスの良さ」なのです。
ディープリム・ホイールでありながら、ヒルクライムもこなすポテンシャルの高さに、私は最も魅力を感じますね。
「自分の定番ホイールがSLクリンチャーになりそうだ」とのインプレもある程で、これには大賛成です。
SLクリンチャーの真骨頂は、ココにあると思います。
【コスミックプロカーボンSLクリンチャー】 まとめ
SLクリンチャーは、急勾配のいわゆる「激坂」は得意ではありません。
でも、大切なのは、それは決して致命傷では無い、と言う事なのです。
SLクリンチャーは、平地とヒルクライムの両立を見事に実現した、オールマイティなホイールです。
もう私は自転車関係のものは一切日本では購入していません!
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