みなさん、こんにちは!輪界の小人 タミヤ 輪蔵です。

自転車競技と言えば、一昔前なら「競輪」を連想する事が多かったのではないでしょうか?

かつてはマイナーな存在だったロードレースも、最近では一般にもよく知られるようになり、コミックやアニメでもロードバイクを扱った作品が増えてきています。

こういう事は、ロードバイクファンの裾野の広がりが感じられて、嬉しいものです。

ところで某ミドルエイジ向け週刊誌で、ORBER社の広告を見つけました。

ベッドで寝ている少年がロードバイクの影絵に乗っているように見えるモノで、ご覧になった人もいると思います。

ORBER社と言えば、わずと知れたスペインのロードバイクブランドの名門ですが、自転車専門誌以外でこうした広告を見たのは初めてです。

こう言ったところにも「自転車大国 日本」の一部が垣間見えるような気がしますね。

さて、世界には大国だけではなく先進国もある訳でして、それはやはりヨーロッパが中心になりますよね。

そんな先進国の1つであるフランスの老舗、マビックのコスミックプロカーボンSLチューブラーとキシリウムプロカーボンSLチューブラーを比較してみました。

チューブラーホイールの真骨頂である走行性にスポットを当ててみたいと思います。

【コスミックプロカーボンSLチューブラー】コスミックとキシリウムの基本スペックと価格

コスミックプロカーボンSLチューブラー(以下、コスミックSLチューブラー)とキシリウムプロカーボンSLチューブラー(以下、キシリウムSLチューブラー)の基本スペックは以下の通りです。

コスミックSLチューブラー 前後重量:1,410g リム:カーボン リムハイト:40mm スポーク:スチール

キシリウムSLチューブラー 前後重量:1,190g リム:カーボン リムハイト:25mm スポーク:スチール

価格は、コスミックSLチューブラーが330,000円(税別)、キシリウムSLチューブラーは295,000円(税別)です。

【コスミックプロカーボンSLチューブラー】コスミック VS キシリウム

キシリウムSLチューブラーは、シリーズ初となるフルカーボンリム採用モデルです。

すでに紹介した通り、重量はキシリウム史上一番の軽さで、わずか1,190gです。

その設計思想は極めて明確であり「最高の加速性能を持つ超軽量ヒルクライム用ホイール」としています。

それだけに、漕ぎ出しも軽快なものとなっています。

キシリウムSLチューブラーは、ホイールのアップグレードにおいて更なる軽さを追求する場合の最有力候補となるでしょう。

コスミックSLチューブラーは「絶対的な走行性能の高さ」と「軽量性」によって完成されたホイールですが、エアロダイナミック性に優れているので、やはり性格的には平地が得意分野です。

また、横風の影響も極端に大きくは無く、扱い易いホイールであると思います。

乗り心地の良さは両方に共通していて、速さと両立させるいわゆる「ファスト&ライト レンジ」を実現しています。

総合的に見て、急勾配のヒルクライムに向き、なお且つ平地での加速感も良いキシリウムSLチューブラーの方が、よりオールラウンド的であると言えそうですね。

もう私は自転車関係のものは一切日本では購入していません!



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